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かんば餅というお餅が高知にはあります。
干し芋を原料にしたお餅です。
名前の由来は、高知県東部では、干し芋の事を「かんば」というらしい。
なので「かんば餅」

小学生の頃に使った筆箱くらいの大きさで丸みをおびたブロックで売られていることが多いです。
お芋を原材料にしているので、栗きんとんのような綺麗な黄色いお餅を想像する人もいるかもしれませんが、くすんだ肌色のような色をしています。
原料が「生の芋」ではなく「干し芋」ですから、色も、それを白いお餅で混ぜたような色になるわけです。

触ってもプニョプニョと柔らかいわけでもなく、かといって普通のお餅のようにスベスベしているわけでもなく、堅くて少しザラザラした触り心地。
見た目は地味ですし、ほんのりと干し芋と砂糖の甘い香りはしますが、素朴なビニール袋に包まれていたりするので、それを嗅ぐこともできず、高知県東部地方の名物なので、地元高知の人ですらノーマークになってしまうような存在ではありますが、とっても美味しいお餅です。


干し芋から出来た素朴なお餅なので、食べ方もすごくシンプルです。
巨大なかまぼこのような形をしたお餅を、文字通りかまぼこのように1cm程度の厚さでカット。
それをトースターやストーブなどで1分〜2分程度、柔らかくなるまで焼きます。
基本的には普通のお餅と同じです。

火が通って柔らかくなったら、そのまま食べます。
砂糖は加工の時に既に入っていますし、そもそもが、お芋のお餅なので、味がついています。
すごく簡単。

で、しつこいよいですが原料が「干し芋」なので、干し芋の味がします。
そして当たり前ですが、食感はお餅。
モチモチと柔らかくて香ばしい干し芋の味のする、夢のようなお餅。
それが「かんば餅」なんです。
やめられないとまらない美味しさなのです。


しかし、そんな「かんば餅」にも欠点が3つあります。
1つは少々お高い。
普通の切り餅(小分け)で1kgで1000円前後でしょうか。
かんば餅はその半分の500gで同じくらいの値段がします。
干し芋の値段を考えれば妥当な値段だとは思いますが「お餅」「おやつ」と考えると少々高いお値段です。
値段を見て一瞬ひるんだ時にはケーキの値段と重量を思い浮かべます。そうすると500gで1000円は安く思えます。

2つ目はカビやすい。
普通のお餅と比べても圧倒的にカビが発生しやすいと思います。
たとえ季節が乾燥している冬であっても、開封してしまったらすぐに消費してしまわないと2日目にはもうカビが発生していて泣く泣く処分。なんてこともよくあるお話。それくらいカビやすいんです。なのでお餅のくせに基本的に「要冷蔵」だったりします。
とっても美味しいお餅なので、少しずつ食べて長く楽しみたいのが人情ですが、開封したらなるべく早く食べましょう。
まぁ、これは逆に考えれば、防カビ剤とかを全く使っていない安心な食品ってことで長所でもあります。
どうしてもゆっくり食べたい人は、冷凍保存が良いでしょう。

3つ目は季節限定。
保存技術も高くなり、季節を問わずいろいろなものが食べられる世の中になってきましたが、旬の味を守り続ける季節限定のお餅です。
お餅の採れない春から夏の間は食べられません。
10月くらいから年明けくらいまでの間の限定のお餅。
なので春にかんば餅の存在を知った人は秋まで待つしかありません。


素朴なお餅ながら、味は抜群。品質にこだわって安全で旬の味を楽しめる素敵なお餅は高知が誇る名物なのです。
今ではインターネットで取扱っていることも多いですが、旬以外では購入出来ないのはどこも同じ。旬でも売り切れてしまうことも多いので早い者勝ち状態。
なので、運良くかんば餅を見つけることができたなら、即購入が良いでしょう。万人にお勧め出来る高知名物の一つです。
高知で調達したいと思っている方は道の駅の田の駅あたりだとよく出てます。
バリエーションもいくつかあって、ノーマル版、黒砂糖版、紫いも版など、それぞれの風味の違いを楽しむのもまたよろし。個人的には黒砂糖がテッパンです。

かんばもち


関連サイト
かんば餅(芋のもち)(中国四国農政局)
田野駅屋
「かんば餅」のご注文は、室戸の山本製パン所へ(高知発!青空エクスプ レス)
かんばもちレシピ(始まりの場所)
かんばもち(高知農業ネット)





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